必見!! 登録日本語教員試験及び日本語教育能力検定試験の両方に一発で合格した本講座受講生からの貴重なアドバイス
1.日本語教育能力検定試験と登録日本語教員試験の両方の対策
1本WJLCの受講生には日本語教育検定試験の過去問の丁寧な解説が送られてきますので、過去最低5年間分ほどの過去問を購入し、まずはどんな質問が出題されるのか、後半のマスター講座を始めるあたりで、1回分でも一度解いてみることをお勧めします。そして、試験2か月前頃には過去問を中心にし、苦手なところや理解・記憶しきれていない部分を本講座の過去問の解説や本講座のテキスト日本語教育全書及び日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド第5版(ヒューマンアカデミー)で確認し、わからないところをなくすようにしていくことが一番大事だと思います。
2 本講座のテキスト(日本語教育全書)は各章説明がとても詳しく、上記の解説はシンプルな説明なので、テキストで深く勉強したのちに解説で試験の出題内容を確認すると、試験用の知識が上手く整理され、解答する際に役立ちます。
3 前半の一般講座も後半のマスター講座もじっくり理解し、自分で理解したことをアウトプットしながら取り組むとよいと思います。特に後半のマスター講座の文法は、ただ読んでいるだけではなく自分自身でオリジナル例文を作ってみて納得することが、時間はかかっても近道だと思います。また例文を作っていると混乱するところが出てくるので、それを課題提出時に担本講師に質問するとより効果的です。さらに、マスター講座の練習問題で重要事項の理解がチェックできるので、スムーズに解けるようにしておくのがよいです。
4 仕事などで忙しい人は最低でも試験の1年以上前から講座を始め、上記のように2か月くらい前から試験の過去問に取り組み、苦手なところを集中的に勉強すると、余裕を持って取り組めるかと思います。
5 本講座の課題は、テキストを勉強した後に知識を整理し、わかっていることとわかっていないことをあぶりだせるので、まずはテキストを見ずに自分で答えられるだけ答え、わからない点や忘れてしまった点をテキストで確認して再度アウトプットすると、より頭に入りやすいと思います。試験内容にも心理学や教育の分野が含まれていますが、記憶ストラテジー(語彙や文法などの情報を効率的に記憶するための学習方法)や外国語学習法等を自分なりに使ってみると体験するいい機会となり、さらに、知識を使うことで記憶に残りやすく、実際の日本語の指導にも使うことができ楽しいです。
6 音声についての内容や聴解問題については、マスター講座のテキストと過去問の解説以外にも、下記の参考書(ガイド)とYouTubeで訓練しました。ガイドは音声の問題を解けるようにすると基礎が身に着きます。特に高低の聴解問題が苦手な人は、音声付きで基礎から疑似試験問題まで充実しているので、自分自身の感覚が正解と合うようになるまで繰り返し聞くとよい訓練になります。また、7-8文字程度の短い日本語の句(例:「あの赤いリンゴ」「同級生が」等、何でもよい)を自作し、自分で高低を決めて(おかしなアクセントが実際に問題にでるため)口に出して高低のコントロールができるようになると、だいぶ体得できるようになると思います。私は1か月間音声だけを集中して勉強し、その後も時間のある時に、ぶつぶつ自作の句をいろんな高低を付けて口にしていました。音声の勉強を始めたころは、高いのか低いのかよく混乱し、正答率が非常に低く絶望的に感じていたのですが、この方法で1か月以上やってみて、6割以上の正答率にはなりました。
7 マスター講座のテキスト「日本語教育全書」の中で説明している、子音を調音法と調音点で整理した表や、母音の舌の高さや前後位置の図をさっと書けるようにしておき、音声に関する問題や聴解問題の時にその図を書いて目視で確認できるようにすると、記憶違いによる単純ミスを回避できると感じました。音声記号と調音法、調音点の問題は必ず出ますので、必ずおさえておくべきです。
8 世界の言語の諸分類は、身近な外国語や関心のある国や部族の言語を調べたり、ある言語の母語話者の友人に聞いたりして、膠着語なのか、孤立語なのか、SOV型なのか、SVO型なのか等を自分で確かめてみたりすると感覚的に理解できるようになります。出題されるのは日本居住者の割合の多い外国語に限られます。令和7年度はどちらの試験にも出題はなかったと思います。
9異文化コミュニケーションや異文化適応の内容は、本講座の受講者であれば、自身が異文化に適応するために経験してきたことと照らし合わせてみると面白く、より覚えやすくなると思います。
10 日本政府の入管法や日本語教育に関する政策がよく出るので、最新(2~5年前くらい)のデータや関連する法律、過去からの諸課題の流れをチェックしておくことが必須です。
11日本語の指導の経験や過程を通して自然に学んだことが試験問題に出る可能性は高いので、ボランティアでもいいのでなるべく経験をするといいと思います。私の場合は、漢字を教えたり、初級の学習者への実際の指導から得た経験が、回答する際考える土台になったりしました。指導経験の長い方はそれだけ実践から得られている知識があると思います。
12 一度落ちても、苦手なところを時間をかけて勉強し、経験を積んで学んだことを文章化していけば、次回合格する確率はかなり上がるのではないかと思いますので、一度落ちて次回合格するためのステップと気長に捉えて着実に勉強するのが良いと思います。
13 その他使用した参考書・リソース等
・日本語教育能力検定試験過去問 過去5年分
・『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』(ヒューマンアカデミー)(各章末の練習問題をスムーズに解けるようになっておくとよいです。)
・『国家資格日本語教員試験 応用試験対策応用問題対策』(樋口壮美、高橋龍之介著。終話システム発行)
・YouTube チャンネル「【日本語教師になる】ももこ」:頻出用語を整理して、快活に説明。
・YouTube チャンネル「日本語教師のはま」:参照枠を一緒に読む等、面白い取り組み。
・YouTube チャンネル「研究 日本語教育能力検定試験(大根先生)」:疑似問題をたくさん出してくれている。
(YouTubeチャンネルは家事をしている時でも聞きながら勉強できるので補助的に使いました。耳で聞くと聴覚情報としても残るので、効果的と感じます。)
・『考えて、解いて、学ぶ日本語教育の文法』(原沢伊都夫著・スリーエーネットワーク発行):こちらは試験直前2週間前に文法の勉強がきちんとできていなかったことに気づき、苦し紛れに購入し文法の意味などの区別の練習をしましたが、効果的だったと思います。
2.登録日本語教員試験合格のために特に必要だと感じたこと
1 文科省の日本語教育参照枠を読み込み、政府の日本語教育の方針の大枠をつかんでおくことが大事です。また、なぜ今日本語教育が大事になってきているのかの歴史の流れを把握して、自分のオリジナルの教育観とは別に、この時代の日本語教師が社会や政府に期待されていることを抑えておくとよいです。この知識を直接問われるというよりも、この知識を土台にして考えると正答が選択できる、という問題が応用問題に多いと感じました。
2 参照枠のA1~C2のレベル別のCan Doの大まかなイメージをつかんでおくと回答しやすいです。例えば、A1から超初級で、B1は日常生活や旅行に困らないレベル、B2になると仕事やアカデミックにもかなり対応できるレベル等、一度読み込み、それぞれのキーワードに注目し、自分なりの解釈を持っておくとよいと思います。試験には、あるレベルの学習者にとって、選択肢の学習活動が難しすぎるか、簡単すぎるかという観点から判断させる問題が必ず出ると思います。(こちらは検定試験にとっても同様です。)
3日本語教育の諸政策は、日本語教育を取り巻く環境の大体の数値(国内外の学習者の数や地域別の割合、教師数、機関数など)と関係する社会課題をセットにして、時代の流れと共に整理しておくと覚えやすいです。試験より2年くらい前のデータが問われる可能性が高いと思います。(あまりに最新のデータは返って質問されないようです)

